日経新聞がまたお得意のすっぱ抜き記事で「パナソニック、プラズマから撤退」を書きましたが、まぁ以前から予想されていた内容でしたので、あまりインパクトは無かったですね。株式市場もほとんど反応しませんでした。
気になったのが、"プラズマテレビ市場の一角を占めるパナソニックが撤退することでプラズマテレビ市場、事実上の終焉"とまで言い切っていた点です。これは日本市場のことを言っているのでしょうか?
グローバルで見るとPDPの販売見通しは今年で約1000万枚(売上約1900億円)、14~16年の向こう三年を見ると幅があるものの約600~800万枚(売上:1000~1600億円)という売り上げが予想されています。


まだまだ終焉という状態ではなく「売れる市場ではどんどん売っていく」というサプライサイドの姿勢だと思います。三星とLGの2社です。
日経の視点がどうしても日本国内中心であることが気になります。もちろん読者のほとんどが日本人だということでしょうが、液晶に携わっていると視点をグローバルで持っていなければならないため、日経の読み方に気を付けなければなりません。
単にPDPのシェア第三位のメーカーが撤退したというだけの、栄枯盛衰、ごくありふれたニュースです。
まあ液晶という商品の強さが招いた結果ですけど。