韓国サムスン電子は23日、米ガラス大手コーニングに23億ドル(約2250億円)出資すると発表した。普通株に転換できる優先株を引き受ける。出資比率は7.4%。当面は議決権を持たないが、現時点での最大株主になる。両社は液晶パネルなどに使うガラス事業で資本業務提携しているが、関係をさらに強化する。
サムスンは子会社を通じて2014年3月末までに優先株を取得。21年に普通株に転換できる。
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両社はパネル用ガラス基板の生産会社、サムスンコーニング精密素材を1995年に韓国に設立。サムスンにパネルを供給してきた。コーニング本体への出資を通じて「協力関係を一段階引き上げて他の事業分野に拡大する」(サムスン)。スマートフォン用パネルの表面に使う強化ガラスなどを念頭に置いているとみられる。
韓国での合弁は解消する。50%を出資するコーニングがサムスン側などが持つ残りの持ち分を買い取る。金額は非公表。コーニングによると合弁会社の12年の売上高は31億ドル。サムスンへのパネル供給は今後も続ける。
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