アリゾナ州知事が、アリゾナ州メサ市東部にある元「ファーストソーラー」工場を、Appleが買い取り部品の製造工場に改造すると明らかにした。この工場は100 %太陽光発電で稼働する環境に優しい工場だが、Appleは、ニューハンプシャー州に本社を置く「GTAT 」( GT Advanced Technologies )に工場を貸して生産を任せる予定だ。
GTATは、 AppleのiPhoneのレンズカバーとiPhone 5sの指紋認識装置などに使われるサファイアガラス部品を製造・納品するが、AppleはGTATにサファイアガラス部品の納品代金として5億7,800万ドルを前払いした。これは、2020年までの購入代金を事前に準備したものだが、GTATは、これを現物や現金で返却することになる。また、アリゾナ州知事は「今回、Appleの部品工場誘致では少なくとも700人の従業員雇用が初年度から創出され、その他に、工場改造工事などに1,300人の雇用が増えることになる」と説明した。
※ REF: Corning、サファイア基板のスマートフォン・スクリーン採用に難色
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