理由を探っていくとどうもアップルにとってプライドを傷つけられた船出だったようです。
まず画質設計ですが、どうもGoogle Nexus7に比べて色域(color gamut)が狭いようです。Appleの技術者は、他社の動向を見誤ったのでしょうか?それとも色域については当初より妥協し消費電力やコストを優先したのでしょうか?
一般消費者にとってはNexus7と並べて比較しない限り分からないとは思いますが、Appleらしからぬ画質で負けた設計となっています。
Nexus7が発売されてから、その仕様を確認したApple社内では、設計を見直すのか激しい議論があったのではないかと思われます。
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さらに追い打ちをかけたのが、シャープのIGZOのburin in(焼き付き)問題。
歩留が悪いという表現がされていますので、量産プロセスの中で選別が行われている可能性がありますね。
もしそうだとすると解決まで相当の時間がかかります。
これもAppleのディスプレイ評価チームが問題を見抜けなかったという誹りを免れません。
開発中にシャープが提出したサンプルが選別を重ねたサンプルだったため開発途上で問題が露見しなかったのか、それとも量産で予想外のばらつきが発生したのか分かりませんが、いずれにしろ新規技術導入に際しサプライヤーを信じすぎたと思われます。
このような技術問題の場合、サプライヤー側は弱みを自覚しつつもダンマリを決めこみ解決を図ることが多いのではないでしょうか? しかしその解決はできなかった,,,という経緯だったのではないでしょうか?
これらの問題で傷ついたmini retinaですが、今後どのような売り上げを示すか注視していきたいと思います。
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