少し長文の英語記事ですが興味深く読みました。
⇒(OLED and Plasma Commitments at CES for LGE, Samsung Focuses on UHD and Curved)
CES2014開催直前のプレスカンファレンスに出席したDisplay Search(DS)リサーチャーのブログ記事です。主にLGの内容についてTVに絞って報告しています。ざっと要約しますと、
 
・LGは2014年プラズマテレビ5機種・OLEDテレビ5機種(内3機種は4K TV)を導入する。
・一方SumsungはOLEDテレビの新製品発表は無かった。
・DSは2014年のOLEDテレビのグローバル見通しを25万台から10万台に下方修正した。
・LGは large-scale OLED manufacturing investment(OLED G8工場投資)が進行中でsignificant breakthrough in higher yieldsに自信がありそうだと業界筋の情報がある。

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管理人の感想ですが、LGのプラズマの攻勢についてはポジティブ(グローバルで見るとプラズマの市場はまだまだ残っている)、OLEDについてはネガティブです。
OLEDについてですが、SamsungがOLEDテレビを発表できていないというのが判断の一因です。Samsungは商品の評価についてニュートラルに判断します。昨年売り出したOLEDテレビが全く売れていないこと、性能も液晶と比べて特筆すべきものが無いと見ていること、を判断材料としていると思います。
LGもOLED一辺倒というような懐の浅い会社ではありません。LGの影武者会社ともいえるVIZIOに120" 液晶を提供してUHD TVを発表させ伏線を張っていると思います。
そのような会社群にセンチメントな日本の電気メーカーが対抗するのは至難の業ですね。
それと業界世論を誘導してきたDSの直前でのOLED下方修正、専門的に見れば以前より明らかに無理だったわけですから、正直じゃない行為と反省してもらいたいものです。