昨今のディスプレイの薄型化、低消費電力化の要求に対応して、コーティング技術を用いた偏光フィルム・光学フィルムが登場している。
これらを用いると、最大で0.1mm程度の偏光板の薄膜化が可能になる。また、OLED用偏光板に関しても、各社の開発が進んでいる。
偏光板メーカーや光学フィルムメーカーは、すでに新技術や新部材に対する開発を終えており、早期の採用拡大を目指している。
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しかし、セットメーカーが、新技術採用に伴い調達が不安定になることや、品質維持が困難になるなどのデメリットを懸念し、偏光板の仕様が決定する直前に新技術の採用が取止めになるケースも見受けられる。
新技術の採用動向が、数年先までの競争環境に多大な影響を与える見通しであることから、2014年の偏光板市場は、枚数や面積規模の拡大よりも偏光板の仕様変化を注視する必要がある。