中小型液晶シェア2013液晶業界でキラ星のごとく光り輝くジャパンディスプレイが19日、東証1部に新 規上場しました。
2012年に日立製作所、東芝、ソニー各社がお荷物になっていた中小型ディスプレー 事業を放出、統合のすえジャパンディスプレイとなってから2年での上場。アベ ノミクス環境下とはいえなかなかのスピード上場です。
初日の19日は売り気配で始まった後、公募・売り出し(公開)価格の900円を15 %下回る769円の初値を付けました。終値も763円。 高精細パネルを強みに、スマートフォン(スマホ)の高機能化に対応した需要の取り込みを狙っ ており、公募などで調達した資金は、スマホなどのモバイル向け製品の生産能力 増強や新製品の開発に充てる予定としています。
上場に前後して、マスコミから関連記事が発表されていました。
ひとつがロイターの書いた「ジャパンディスプレイ設立秘話」。なんと若手社員 が投資ファンドを回って投資のお願いをして回ったというお涙頂戴物語。こうい う記事が書かれるのは異例ですね。
もうひとつが、「ジャパンディスプレイ、1000億円投じ液晶新工場スマホ用」と いうもので、パナソニック液晶(PLD)の姫路工場の空き建屋を一部活用する案が 有力としているものです。(ジャパンディスプレイ広報は記事を否定)
スマホの需要が相変わらず強いとしていますが、上場前に設立したジャパンディスプレイ台湾子会社の台湾ディスプレイが高精細液晶の中華圏市場のニーズを集めているのではないでしょうか? 
当てれば大き い市場ですからね。 公開価格を下回って始まったジャパンディスプレイですが、これからどんな値動 きをするのか注目していきましょう。
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