
アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の新機種が今年9月にも世界で発売される見通しであることが27日、わかった。現行機種より画面サイズが大きくなり、iPhoneとして初めてサイズの違う大小2タイプを商品化する。液晶パネルはシャープとジャパンディスプレイ(JDI)、韓国LGディスプレーが供給する方向だ。
新機種の名称は「iPhone6」が有力視されている。高精度のタッチパネルを搭載する液晶画面のサイズは5.5インチと4.7インチの2種類となる公算が高い。いずれも4インチを採用する現行品より大型になり、動画などネット閲覧の使い勝手が高まる。

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指紋センサーや液晶を動かすための駆動用半導体などの関連部品はすでに生産を始めているもよう。液晶パネルはシャープの亀山工場(三重県亀山市)とJDIの茂原工場(千葉県茂原市)などで、4~6月期にも量産を始める。解像度も現行機種よりも大幅に高まる見込み。
アップルは2012年9月に「iPhone5」を発売した。発売後の3日間で500万台を販売するなど注目を集めたが、その後、出荷数が伸び悩んだ。13年には同シリーズから初めて価格帯の違う「5s」と「5c」の2タイプを投入した。新型のタイプではサイズでバリエーションを持たせて、幅広い利用者を取り込む狙いだ。
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