最近の液晶業界での一番の話題はなんといってもジャパンディスプレイの上場でしょう。液晶パネルの製造・販売専業メーカーとしては日本で初の上場となり記念すべきイベントとなりました。
どのような値動きを示すのか、たいへん興味深かったので19日の初日は値動きをずっと追っていたのですが、いきなり大量の売り注文で値が付かない時間が随分と長く続きました。ようやく769円で初値が付いた時は、なぜかほっとしました。
その後もあれよあれよと706円まで売り込まれ、どうなるかと見守っていたのですが徐々に戻して結局終値は763円で初日を終了しました。
上場前に行った当ブログの読者アンケートでも下落予想が多かったのですが、さすがの慧眼で、厳しい値動きとなりました。
にほんブログ村
それ以来一週間以上経過していますが、方向性としては売り圧力が優勢で、先週の終値(28日)は729円となっています。
当初の上場仮条件額が900~1100円のレンジで設定されたのち、入札が思わしくなく、結局公開価格は900円で設定されたのですが、そこから約20%下押しの状況となっています。
株の世界は、少しでも弱みを見せるとそれが増幅されて株価に反映されるようなところがあります。ジャパンディスプレイは中小型分野でトップシェアという謳い文句ながら、世間の液晶業界とその収益性・成長性に対する見方は依然として厳しいものがあるようです。
もちろん一寸先は闇の世界ですが、興味深いので次のアンケートではジャパンディスプレイの値動き予想を出題させていただきます。お気軽にご参加願います。(株主の方はあまり気楽じゃないかなぁ?)
Comment
コメントする