大日本印刷、台湾フォトマスク子会社(DPTT)消滅化完了、米会社に吸収合併サムスン事業大再編、SDIと第一毛織「将来の収益源」育成

April 09, 2014

中小型液晶展望、高性能、日本勢まだ優位-DS早瀬VP

中小型液晶世界最大手のジャパンディスプレイが3月に株式上場した。調達資金で設備投資を加速させる計画だ。中国ではスマートフォン(スマホ)市場が急拡大する一方、新興液晶メーカーの台頭も著しい。
シャープも含めた日本勢はどう戦うのか。中小型液晶市場を長年分析してきたNPDディスプレイサーチの早瀬宏バイスプレジデントに聞いた。
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 ――ジャパンディスプレイ(JD)の上場で、中小型市場はどう変わりますか。

 「JDは低温ポリシリコンを使った低消費で高画質な液晶技術に強みがある。上場で資金調達しやすくなったことで、技術力と設備投資力の両面を強化できるとみている。日本の液晶メーカーが技術力のある製品でいかに逃げ切るかを今年注目している」

 「テレビ用液晶では画面サイズや仕様で違いが出せなかったが、スマホ向けはサイズや仕様がメーカーごとでばらばらだ。得意技術を生かせる供給先をしっかり確保できるかがカギだ」

 ――急成長の中国スマホ市場で価格競争にのみ込まれませんか。

 「スマホも汎用化の波が押し寄せているが、米アップルiPhone(アイフォーン)が中国で売れなくなるとは思わない。価格競争は激しくなるが、画面の美しさや低消費電力など高性能機種の需要がなくなることはない」

 「中国では中価格帯のスマホでも高精細パネルの需要が出てきた。だがJDの低温ポリシリコンを使ったパネルや、シャープの『IGZO(イグゾー)』などを中国の液晶メーカーはまだ作れない。日本勢に一日の長がある。5インチ以上の大型で高精細パネルが作れるのは、JDとシャープ、韓国のLGディスプレーの3社に当面限られる。高機能なパネルで3社寡占の体制を今年中にしっかり確立することが、その後の安定成長につながるだろう」

 ――車載向け液晶の成長が期待されていますが、見通しは。

 「日本勢はインパネに組み込むクラスター向けで戦うしかない。カーナビゲーションシステム用は汎用化しつつある上、景気低迷時の2010年ごろに日本勢が投資抑制して減産した隙に、台湾勢が攻勢を強めて急成長した」

 「クラスター向けは商談から量産まで3〜5年と時間のかかるビジネスだ。だが車種ごとに仕様が異なる上に長期供給のため、安定ビジネスにつながる。顧客へのサポート体制などきめ細かさがメーカーからの契約獲得につながる。日本勢に商機はある」

 ――有機ELは市場がなかなか立ち上がりませんが。

 「歩留まりの問題など技術的な課題が多い一方、低消費電力など液晶の性能もあがっている。有機ELの用途を明確にした上での開発が必要ではないか。闇雲に資金を投じての開発は得策ではない。例えば車載向けで有機ELならではのディスプレーが作れないかなどを考えていくべきだろう」



return_to_forever at 05:37│Comments(0)M_市場トレンド | D_製品開発

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大日本印刷、台湾フォトマスク子会社(DPTT)消滅化完了、米会社に吸収合併サムスン事業大再編、SDIと第一毛織「将来の収益源」育成