OGS※1方式は、カバーガラスに直接タッチセンサを形成するタッチパネル方式である。OGSはタッチセンサを形成した大判ガラスをカットするシート方式と、個片サイズのカバーガラスにタッチセンサを形成するセル方式の2種類に分けられる。
シート方式は、日台のメーカーが中心となり、2012年頃から立ち上げが進められている。スマートフォン、タブレット、ノートPC向けでシート方式の採用が開始されたが、ガラスカット後の端面の強度が懸念されることから、スマートフォンでの採用が伸び悩んでいる傾向にある。
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一方、セル方式はシート方式と比べ強度の面で優位性があることから、2014年に入りスマートフォン向けで需要が拡大している。
ただし、低歩留り、高コストなどの問題から、現在はハイエンドスマートフォンに採用が限られている。
シート方式は、強度問題を解決するために、端面にコーティング材を塗布し脆弱性を補う開発が進められている。また、部材の見直しを進めることで、タブレットやノートPCなど比較的大きなサイズを中心に需要を確保する方針である。

※1 OGS: One Glass Solution / ガラスカバー一体型タッチパネル