生産技術やテクノロジーの進化が政治や経済を大変革させる引鉄となることが時としてあります。
歴史的に見ても、鉄砲当時威嚇道具程度とみられていた火縄銃を大量輸入しその戦闘能力を見抜きシステム化することで世界ではじめて戦闘道具として活用化した織田信長が乱世を勝ち抜きましたし、最近では携帯電話やスマートフォンの普及が、体制側で管理しているマスコミ報道を凌駕して世論を束るねことになり後進国の政治革命の機動力になったりしています。
そして現在、既存生産技術の進展が世界の石油市場マップを塗り替えようとしています。
1970年代から2000年代までの40年間が中東とOPECの時代だとすれば、次の20年間は北米とシェールの時代になる可能性があります。
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切削技術という従来からある技術のカイゼン~高度化が、高深度に溜まっていたシェールガスのエネルギー塊を採算性良く掘り出せることになったことによります。
このカイゼンに携わっていた当事者は、このような世界を揺るがす結果をもたらすとは思っていなかったのかもしれません。需要と要素がピッタリ適合したことで開花した革新的な出来事です。
自分の今進めている日々の業務が、将来このような結果を生む可能性があると考えると励みになるかもしれませんね。
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