パナソニックは28日の決算発表の席上、津賀社長は液晶パネル姫路工場(兵庫県姫路市)の処理について「答えられるものはない」と述べた。ただし「長期的にはさまざまな可能性を検討する必要性は認識している」とも語った。
「姫路工場で生産する液晶パネルのターゲットは、これまでのテレビ用途から、タブレットや高精細ノートPC、医療用や車載といった非テレビ用途へとシフトし、長期的なパートナーとの協力関係に基づくビジネスへと変化させている。これにより、限界利益額を稼ぐことができ、黒字化につなげることができる。黒字化達成後に姫路工場をどうするのかという点についてはなにも決定したものはないが、様々な検討を引き続き継続する必要があると認識している」と今後の構造改革も視野に入れていることを示した。
「姫路工場で生産する液晶パネルのターゲットは、これまでのテレビ用途から、タブレットや高精細ノートPC、医療用や車載といった非テレビ用途へとシフトし、長期的なパートナーとの協力関係に基づくビジネスへと変化させている。これにより、限界利益額を稼ぐことができ、黒字化につなげることができる。黒字化達成後に姫路工場をどうするのかという点についてはなにも決定したものはないが、様々な検討を引き続き継続する必要があると認識している」と今後の構造改革も視野に入れていることを示した。
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2015年3月期連結当期純利益(米国会計基準)が1400億円になると発表した。前年同期は1204億円。最終黒字は2年連続。プラズマパネル撤退や半導体売却など前期から継続してきた構造改革は「今期でやり遂げる」(津賀一宏社長)方針だ。
今期の売上高は7兆7500億円(前年同期は7兆7365億円)、営業利益は3100億円(同3051億円)を計画。営業利益予想は、ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト20人の予測平均3256億円を下回る。
国内家電は縮小傾向が続くが、車載など企業向け(BtoB)事業の伸びで連結売上高の維持を図る。営業利益面では、ヘルスケア事業の売却など減益要因はあるものの、前期までの構造改革効果を550億円織り込んで増益を図る。
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