現行のアモルファスSi(a-Si)TFT技術で勝負をかける液晶パネルメーカーがある。江蘇省昆山市を拠点とする中国InfoVision Optoelectronics(Kunshan)社(IVO:昆山龍騰光電)だ。a-Si技術での戦いの勝算や、今後の事業拡大の戦略について、同社EVP(執行副総)のHM Lee(李宏明)氏に聞いた。
- 現行のアモルファスSi(a-Si)技術で勝負をかけるのはなぜですか。
 コスト競争力があるからです。我々は現在、300ppiと高精細のスマートフォン向けa-Si TFT液晶パネルを量産中です。さらに今年(2014年)中に、より高精細の300~400ppiのa-Si TFT液晶パネルを製造し、供給していく計画です。 今後は中国のスマートフォンメーカーも、300ppiを超える高精細のスマートフォンを相次いで製品化するようになるでしょう。アモルファスSiはLTPSに比べて、コストが約30%低くなります。中国メーカーのスマートフォンは価格要求が厳しいので、勝算があります。
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