00toyota 華碩電脳(ASUS)は20日、トヨタ自動車向けの世界初のタブレットパソコンによる取り外し可能な純正車載モニター「トヨタスマート走行システム」を発表した。小売価格3万5,000台湾元(約12万円)を予定し、早ければ第3四半期に発売、第4四半期から大量供給する。
台湾で年間50億元以上の車載モニター市場を開拓する他、世界市場の商機拡大も期待できる。21日付工商時報などが報じた。
トヨタスマート走行システムは、トヨタの台湾総代理店、和泰汽車とASUS子会社の宇碩電子(ユニマックス)が共同開発した。装着するだけでドライブレコーダー、後方撮影機、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)のモニター画面となる他、内蔵アプリ「カーモード」が道路情報、車両サービス、救援依頼など事故対応、生活情報などを提供する。音声通話や音楽プレーヤーなどの機能も利用でき、取り外してタブレットPCとしても使用できる。
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標準装備を視野  和泰汽車の黄明顕協理は、市場に出回る車載用の多機能スマートモニターは5万~6万元すると述べ、価格競争力をアピールした。トヨタスマート走行システ ムはまずトヨタのディーラーでオプション装備として販売し、将来 は新車の標準装備として普及を加速する考えだ。
和泰汽車の計画では、ヴィオス、ヤリス(日本名ヴィッツ)はオプション装備とし、年末に工場から出荷するプ リウスC(日本名アクア)、ウィッシュには標準搭載する。市場の反応が良ければモデルチェンジに伴い、3~4年で全車種に標準搭載する見通しだ。  
蘇純興・和泰汽車総経理は、トヨタ本社の上層部がずっと欲しがっていたものを台湾で最初に作り出せたと話した。そのため、トヨタ純正用品認定は通常18 カ月かかるが、たった5カ月で取得できたという。