米アップルは9日、横浜市に研究開発拠点を新設することを明らかにした。同社が米国以外に研究開発拠点を置くのは初めて。
これに関連し、安倍晋三首相はさいたま市での街頭演説で「アップルが最先端の研究開発を日本ですると決めた」と語った。菅義偉官房長官も横浜市内の会合で、みなとみらい地区に「来年早々」設置されるとの見通しを示した。
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 日本には、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」などの部品供給 メーカーが多く存在する。アップルにとって、日本に拠点を置くことで既存製品の競争力強化につなげる狙いがあるとみられる。IT化が進む自動車や医療、住 宅など今後の成長分野の研究を、日本企業と連携して加速させる思惑もありそうだ。
 アップルは、研究開発拠点の設置で「日本での事業がさらに拡大されることをうれしく思う。数多くの雇用創出にもつながる」とのコメントを出した。ただ、開設時期や具体的な研究内容などについては、現時点で明らかにできないとしている。