LEDパッケージ品の世界トップ企業。同社は蛍光体を中心とする化学製品メーカーとして創設されたが、その後青色LED、YAG蛍光体、そして白色LEDパッケージを開発した。
フラットパネルに用いられている白色LEDでは数量・金額とも世界一である。
特に液晶パネルの発光源が冷陰極管からLEDへの置き換えが急速に進み多大な恩恵を受けた企業となった。
昨年ノーベル賞を受賞した中村修二(米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授)氏は同社の元社員であり、青色LED・窒化ガリウムの量産技術(ツーフローMOCVD技術)を確立し製品化に貢献した。
同社はLED製品に関する基本的な特許を保有している。ただし大部分の重要基本特許は2017年には切れるという業界筋の話があり、競争が激化すると見るむきもある。
 (GaN系(青色)LEDチップの製造・材料に関する特許, YAG蛍光体に関する特許、白色LEDパッケージに関する基本的な特許)
ライセンス供与も行っている。LEDチップ形態でシチズン電子やシャープに供与している。また有色LEDのチップは外部からも調達している。
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創立年:1956年12月
資本金:467億円 (非上場企業)
従業員:8,300名(平成26年8月現在)
売上高:2961億円 内80%(2285億円)がLED関連製品
本社 :徳島県阿南市上中町岡491
生産拠点(LED):
  LEDチップ: 本社工場(阿南)、台湾新竹
  LEDパッケージ:辰巳工場(阿南)、鹿児島工場、鳴門工場、マレーシア工場
出荷実績(LEDパッケージ):
  2013年:231億個/2218億円
  2014年:246億個/2160億円
部材調達先:
  基板(サファイア基板)
  チップ-自社、Epistar、Optotech
  封止剤- 信越化学工業、ダイセル
  ダイボンド材-稲畑産業
  蛍光体-自社
  リードフレーム-大塚テクノ、エノモト
  パッケージ -クラレ、Solvay Specialty Polymers
海外拠点:
  アメリカ(デトロイト、ロサンゼルス、アトランタ、サンノゼ)
  オランダ(アムステルダム)
  ドイツ(フランクフルト、ニュルンベルグ)
  ロシア(モスクワ)
  中国(北京、上海、香港、深?)
  台湾(新竹)
  韓国(ソウル)
  マレーシア(セランゴール)
  シンガポール
  オーストラリア(シドニー)
  タイ(バンコク)
  インド(ニューデリー、バンガロール、ムンバイ)