Merck-FlexEnable-500x213独メルクは折り曲げ可能で、重量も従来の10分の1に軽量化した液晶ディスプレー(LCD)を英国FlexEnableと共同で試作した。一般的なガラス製ではなく樹脂製の基板を採用し、印刷方式で部材を塗布して製造する。厚さも従来比10分の1と薄くなった。化学メーカーのメルクはパネル製造に乗り出す計画はなく、今回の試作に使った材料や製造ノウハウを提供する考え。
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メルクは有機トランジスタと液晶に関する技術を応用。またFlexEnable社の有機TFT(薄膜トランジスタ)アレイを使った。印刷方式で課題とされる品質維持や歩留まり改善で一定の成果をあげたという。樹脂基板上に部材を印刷方式で重ねていくことで、従来の製法より高い生産性を実現できる見通し。
 試作品ではスマートフォンなどの中小型パネルで主流のIPS液晶駆動方式を採用した。