3月9日に改めて発表される米アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」のバッテリー寿命に関する新たな情報が入ってきた。情報筋によると、Apple Watchのバッテリーは、普通に使用した場合では1日以上持ち、残量が残るほどだという。また、アプリを連続使用した場合は約5時間持つという。
Apple Watchのバッテリー寿命は当初“1日持たない”と噂されていたが、アップルはこの問題を解決することに成功した模様。バッテリー寿命を長くすることを可能にしたのは、“Power Reserve”と呼ばれる省電力モードの存在だ。
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Power ReserveモードはApple Watchのバッテリー消費量を抑制するための機能で、バッテリー残量確認画面でON/OFFを切り替えることができるようだ。バッテリー残量が少なく なった場合だけでなく、残量が十分でも任意で同モードに切り替えることが可能だという。

Power Reserveモードでは、時間確認などの必要最小限の機能だけが使用可能で、バッテリーを浪費する機能は全て使用できなくなるという。具体的には、ディ スプレイの照度が自動的に落とされ、iPhoneとの接続も常時ではなく、必要な時だけに制限される。自動スリープは約2秒だ。

また、 Power Reserveモード下で各種通知を受けるには、Apple Watchを手首に身に着けている必要があるようだ。おそらく、Apple Watchに搭載されているセンサーで装着状況がチェックされ、端末を外している場合には通知機能が働かないと思われる。なお、通知機能はバッテリーが 10%以下になると完全に停止するという。

iPhoneと違って、Apple Watchはバッテリー残量が少なくなってもポップアップで警告通知されることはない。その代わり、残量が20%以下になると、バッテリー残量の表示がオ レンジ色(または濃い黄色)に変わる。さらに10%以下になると赤色に変わるようだ。一方、連携しているiPhone側のバッテリー残量が少なくなっても Apple Watchには何の警告も表示されないという。ちなみにApple Watchのフル充電時間はおよそ2時間だという。

今回 の噂が事実なら、Apple Watchは1回の充電で少なくとも24時間は使用可能だということになる。他社のスマートウォッチの中には約2日(通常使用時)バッテリーが持つ製品も あるため、決して十分とは言えないが、当初の予想よりは長くなっており、とりあえずは合格点だと評価できる。正確なバッテリー寿命は3月9日の 「Spring Forward」イベントで発表される見込み。今後の情報に注目したい。