
このほど開かれたシャープの「液晶タッチパネル新技術説明会」。スマホ向けで量産間近のフルハイビジョン(FHD)画質のインセル型IGZO液晶、FHDの1・8倍の解像度があるWQHD画質のインセル型LTPS(低温ポリシリコン)液晶よりも、むしろ車載向けや業務用に開発した液晶タッチパネルなどが注目を集めた。
車のインストルメントパネル(インパネ)採用をイメージした円形やアーチ型ディスプレーにタッチ機能を載せ、その自由な形状の側面をなぞって直感的操作
ができる「FFD―UI」。手袋をはめたままや厚板カバーガラス越しでも入力できる高感度タッチパネル。デジタルサイネージや電子黒板、会議用ディスプ
レーなどの60型以上の大画面で、高速処理が必要な同時多点入力や、筆や直径1ミリメートルの鉛筆のペン先でも入力できるといった技術だ。
これ らはすべて独自のコントローラーICを用いたタッチパネル高感度化技術がベース。シャープの方式は1回で全画面の信号を検知する。検知感度は約8倍に高め ている。高感度化はインセルの画面対応サイズにも関係する。競合他社の技術が現段階でWQHD画質で7型程度にとどまるが、シャープはFHDの4倍の4K 画質で17型まで対応でき、16年度初頭から中型パネルでインセル対応品を出していく構えだ。
IGZOはLTPSより低コストでノイズ発生が少なく、中・大型サイズまで量産可能。従来、解像度で劣るとされた点は解消済みでLTPSの優位性は薄れる。「インセル型IGZO液晶は、インセル型LTPS液晶より5―10%低コスト」(シャープ技術員)だ。
これ らはすべて独自のコントローラーICを用いたタッチパネル高感度化技術がベース。シャープの方式は1回で全画面の信号を検知する。検知感度は約8倍に高め ている。高感度化はインセルの画面対応サイズにも関係する。競合他社の技術が現段階でWQHD画質で7型程度にとどまるが、シャープはFHDの4倍の4K 画質で17型まで対応でき、16年度初頭から中型パネルでインセル対応品を出していく構えだ。
IGZOはLTPSより低コストでノイズ発生が少なく、中・大型サイズまで量産可能。従来、解像度で劣るとされた点は解消済みでLTPSの優位性は薄れる。「インセル型IGZO液晶は、インセル型LTPS液晶より5―10%低コスト」(シャープ技術員)だ。
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