シャープと鴻海精密工業が共同運営する大型液晶会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP/大阪府堺市)」が2年連続で最終黒字を計上したことがわかった。
3月26日掲載の官報によると、SDPの2014年12月期の業績は、売上高が2203億円(前年同期は2108億円)、営業利益は151億円(同150億円)、当期純利益は72億円(同60億円)で、増収増益を確保した。
鴻海の出資を受けた12年12月期(12年4月―12月期の9カ月)は74億円の最終赤字だったが、シャープ・鴻海の共同運営が軌道に乗った2年目に続き、3年目も利益計上した。
同社は、2009年秋に稼働を開始した堺工場の運営会社で、シャープの経営危機で、12年7月から鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が資本参加。シャープとテリー・ゴウ氏がそれぞれ37.6%を出資する比率で運営している。
同社は、2009年秋に稼働を開始した堺工場の運営会社で、シャープの経営危機で、12年7月から鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が資本参加。シャープとテリー・ゴウ氏がそれぞれ37.6%を出資する比率で運営している。
堺工場が液晶の量産に使用しているマザーガラスは第10世代(G10=3130×2880ミリメートル)、畳5畳分のサイズで今現在も世界最大。60インチ以上の大型液晶を効率的に切り出せる。
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