表示部の品位や意匠性を上げる目的で、車載向けTFT-LCD にVAモードやIPSモードを採用するケースが増加している。特にInstrument Cluster向けパネルでは、内装との一体感を強調する目的で、ノーマリブラックの採用が進んでいる。
また、欧州自動車メーカーを中心に、車載ディスプレイの仕様を統一する動きが出ている。
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要求仕様で液晶モードは指定されていないが、斜め方向のコントラスト低下やカラーシフトの基準をクリアするためには、IPSモードのパネルに位相差フィルムによる補償を加える必要がある。
車載向けTFT-LCDに用いられるIPS偏光板は、Plain TAC4枚構成が主流であったが、今後は高付加価値の位相差付きIPS偏光板の採用が進むことが期待される。