ジャパンディスプレイの有賀修二次期社長は15日、東京都内で開いた事業説明会で、スマートウオッチなどに供給している反射型液晶について、2020年3月期に1000億円以上の売り上げを目指す方針を示した。反射型液晶のほか、車載用液晶、有機ELの事業を拡大し、5年後には、スマートフォン(スマホ)向け液晶以外の売上高を5000億円規模(14年度は1542億円)まで高める。
反射型液晶は、太陽や照明の光を反射して動画や静止画を映し出す。通常の液晶(透過型液晶)に必要なバックライトを使わないため、消費電力は、動画で80%、静止画なら99.5%削減できる。ボタン電池や太陽光でも長時間駆動し、薄型軽量、自然光を利用する特性を生かして、用途を開拓していく。
反射型液晶は、太陽や照明の光を反射して動画や静止画を映し出す。通常の液晶(透過型液晶)に必要なバックライトを使わないため、消費電力は、動画で80%、静止画なら99.5%削減できる。ボタン電池や太陽光でも長時間駆動し、薄型軽量、自然光を利用する特性を生かして、用途を開拓していく。
14年1月からスマートウオッチ向けに少量生産を始めたが、現行の売り上げ規模は数十億円程度。今後、ウエアラブル端末の用途を一段と開拓するほ
か、屋外利用する無線機や計測器など産業用端末、店頭での販促(POP)や棚札、電子書籍端末や軽量タブレット、電子看板(サイネージ)向けに売り込む。
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反射型液晶は、同社の東浦工場(愛知県知多郡)で量産する。反射型液晶の専門営業部隊を設置し、スマホメーカー以外との取り引きを開拓する体制を整えた。特にサイネージ向けには、25インチ以上の大型液晶に参入し、太陽電池などを組み合わせたシステム営業も展開する。
JDIは、20年3月期をめどにスマホ向け液晶以外の事業の売上高を30%(14年度は20%)に高める計画を示している。反射型液晶のほか、車載用で2000億円強、有機ELで1000―2000億円の売り上げ規模を目指す。
すでに車載用液晶は、出荷に向けて複数社と交渉を進めている。有機ELは、ソニー、パナソニックとの事業統合会社、ジェイオーレッド(JOLED)と共同で展開する。
一 方で、主力のスマホ向け液晶についても、18年3月期をめどに「圧倒的地位」を確立する方針。すでに石川県白山市の新工場は来年の稼働を計画。6月23日 の株主総会後に社長に就任する有賀氏は「5年後には、ハイエンドのスマホ市場で30―40%のシェアをとってしかるべき」と述べた。
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反射型液晶は、同社の東浦工場(愛知県知多郡)で量産する。反射型液晶の専門営業部隊を設置し、スマホメーカー以外との取り引きを開拓する体制を整えた。特にサイネージ向けには、25インチ以上の大型液晶に参入し、太陽電池などを組み合わせたシステム営業も展開する。
JDIは、20年3月期をめどにスマホ向け液晶以外の事業の売上高を30%(14年度は20%)に高める計画を示している。反射型液晶のほか、車載用で2000億円強、有機ELで1000―2000億円の売り上げ規模を目指す。
すでに車載用液晶は、出荷に向けて複数社と交渉を進めている。有機ELは、ソニー、パナソニックとの事業統合会社、ジェイオーレッド(JOLED)と共同で展開する。
一 方で、主力のスマホ向け液晶についても、18年3月期をめどに「圧倒的地位」を確立する方針。すでに石川県白山市の新工場は来年の稼働を計画。6月23日 の株主総会後に社長に就任する有賀氏は「5年後には、ハイエンドのスマホ市場で30―40%のシェアをとってしかるべき」と述べた。
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