sharp see thruシャープは30日、液晶パネルの後ろ側を透けて見せることができる「シースルー液晶ディスプレイ=写真」を開発し、2016年内に用途開拓に向けた実証実験を始めると発表した。
通常のカラー動画表示に加え、ディスプレーの後ろ側の背景の両方を見せることが可能。  
画面サイズは60インチ程度まで対応でき、鉄道駅のホーム転落防止柵に使い車両も見える安全用途や、デジタルサイネージなどを想定。
17年度にも量産化したい考えだ。白色バックライトの光から、色の三原色を表現するために使うカラーフィルターをなくし、一般的な液晶ディスプレーに比べて光の透過率を約5倍の25%以上に高めた。