韓国LG電子にディスプレイパネルを提供するLGディスプレイ社が、液晶テレビの発光効率を改善する液晶の新方式「M+」を開発している。
「IFA 2015」会場内で行った単独取材で明らかになった。 開発中の「M+」とは、一般的な液晶のRGBのサブピクセルに加えて、W(ホワイト)のサブピクセルを追加した4色で表示する新方式。なおLGでは、コンシューマー向けに展開している有機ELテレビで、ホワイトのサブピクセルを加えた方式を採用している。
今回、有機ELパネルだけではなく、液晶パネルでもホワイトのサブピクセルを追加する仕組みを取り入れた形となる。Move to full article
RGBWのピクセルで映像表示するメリットは“発光効率”だ。ホワイトを光らせることで、4K解像度で画質を損なわずに発光効率を向上させる。同じ輝度であれば、より低消費電力で表示できる。また、特に4Kパネル/8Kパネルのように画素ピッチの小さい液晶であっても、ホワイトの画素を積極的に光らせることによって映像のピークと画素間のコントラストを引き上げることができ、映像の鮮鋭感やシャープネスを向上させられるとしている。
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