独ボッシュ肝煎りの「ボッシュ版スタンフォード」が独南部に登場した。意識したのは米シリコンバレー。起業家精神を育もうと、様々な工夫を凝らした。世界規模で垣根をこえて社内外の人材や情報を結びつけ企業文化の変革に挑む。「ボッシュ4.0」は独企業脱皮の試金石でもある。
14日、独南部シュツットガルト近郊にオープンしたボッシュの「レニンゲン研究センター」。本館の最上階12階にある「プラットフォーム12」は、ヒトも情報もつなぐスペースだ。研究者は自由に出入りしてコーヒーを飲みながら議論ができ、隣にある図書館でいつでも調べ物ができる。
お堅い独企業のイメージからかけ離れた空間。研究開発・先端エンジニアリング担当部長のミヒャエル・ボレ氏は「通常とは異なる見方をしてもらう」とにやりと笑う。既成概念の打破こそがこの場所の存在意義だ。Move to full article
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