中国河南省政府は2015年11月8日、EMS(電子機器受託生産)世界最大手の台湾フォックスコン(FOXCONN=鴻海精密=ホンハイ)が、同省鄭州市に第6世代低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場を建設することで、鄭州経済開発パークと調印したことを明らかにした。(以前は貴州にLTPS工場投資と報道されており当サイトでも記事にしていた)
現在iPhone用パネルの供給は、主にLGディスプレイとジャパンディスプレイ(JDI)が請け負っているがこの競争に割って入ろうとしている。(中国での液晶工場投資一覧はコチラ)



以前の報道ではフォックスコンは280億元(約5,600億円)を低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場に投資するとしていたが、この全額が今回の調印の対象であるかどうかははっきりしていない。
すでにアップルと製造について協議段階に入っており、Foxconnは生産するディスプレイのうち、70%をアップルに供給するとしているとの情報もある。
2018年に製造開始ということは時期的にiPhone8が対象となるとの見方があるが、予定通り工場建設・立上げが進むかは現時点ではなんとも言えない。
ただしiPhone8もiPhone7同様、AMOLED(有機ELディスプレイ)ではない可能性が強まったと思われる。