2015年のLCD用偏光板需要は、YOY+4.7%の3億2,000万㎡が見込まれる。
TV用パネルでは、Samsung Displayやシャープなどが採用するVA方式が主流であるが、2015年はIPS偏光板が増加し、偏光板の面積に占める割合を約35%に伸ばしている。
TV用途でIPS偏光板の需要が増加した要因は、中国大手パネルメーカーのBOEによるTV用IPSパネルの増産である。
TV用パネルの増産は中国パネルメーカーが中心となっており、今後は液晶モードによる性能差ではなく、パネルメーカーの生産能力と比例して偏光板の採用量が増減する可能性が高い。