山形大学の有機薄膜デバイスコンソーシアムでは、「有機エレクトロニクス用ITO代替透明電極付きフレキシブル基板の実用化開発」を目標に、以下の3テーマに関して産学連携で開発を進めている。
(1)有機EL、有機太陽電池、有機TFTなどの有機エレクトロニクスデバイスに適用できるフレキシブル基板の開発(超薄板ガラス、高性能ステンレス箔、プラスチックフィルム)
(2)従来の一般的な透明電極であるITOに替わる透明電極の開発とフレキシブル基板への適用(塗布材料、蒸着材料)
(3)ロール・ツー・ロール(R2R)生産要素技術の開発(4台の独自R2R装置(ロール幅30cm)
参加企業は21社で、装置メーカー、部材メーカーなどが参画している 。
山形大学の有機薄膜デバイスコンソーシアム(2013~2015年度、21社参加)の技術開発実績・運営実績を踏まえ、2016~2018年度の3年間のプログラムとして発足する新たなコンソーシアムが「フレキシブル有機エレクトロニクス実用化基盤技術コンソーシアム」である。有機エレクトロニクス分野での実用化基盤技術を産学連携にて開発し、参加企業の事業への貢献を目指して推進する。
参加企業のビジネスへの貢献を最優先する。参加企業のリクエストに沿った共同研究を推進する。また、ビジネスを理解している企業出身の有機エレトロニクスのエキスパートが山形大学教員としてコンソーシアムを主導する。Move to full article
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