液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は22日、6日に発生した台湾南部地震で深刻な被害を受けた南部科学工業園区(南科)第5、第6世代工場で21日に生産を再開し、南科8工場エリアが全面復旧したと発表した。市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、南部地震の影響で、2月の39.5~43インチのテレビ用パネル価格が下げ止まり、携帯電話用パネル価格は3~5%上昇した。23日付経済日報などが報じた。
南部地震で最も深刻な損害を被ったイノラックスの第6世代生産ラインは39.5インチのテレビ用パネルを生産している。ガラス基板1枚からパネル6枚を切
り出せ、月産能力は23万~24万枚に上る。40インチパネルより価格競争力があり、需要は好調だ。サムスン電子が39.5インチテレビ市場シェア首位
で、シャープに出荷台数で大きく差を付けている。
イノラックスだけが39.5インチパネルを生産しているため、供給が絶たれるとの懸念から、サムスンは友達光電(AUO)、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)に43インチパネルを発注した。これにより、43インチパネル価格も90米ドルで下げ止まった。
一方、イノラックスは新竹科学工業園区(竹科)T2工場で39.5インチパネル生産を増やした。T2工場は月産能力10万~12万枚で、もともとテレビ用パネル生産が全体の50%だったが、ガラス基板投入枚数で10~20%増える見通しだ。
ウィッ ツビューは、南部地震でイノラックスの39.5インチパネル生産ラインが被害を受けたことで、顧客が40~43インチパネルを発注したため、 39.5~43インチの中型テレビパネル価格は大部分が下げ止まったと指摘した。南部地震の影響がなかった32、49、55、65インチパネル価格は続落 した。
イノラックスだけが39.5インチパネルを生産しているため、供給が絶たれるとの懸念から、サムスンは友達光電(AUO)、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)に43インチパネルを発注した。これにより、43インチパネル価格も90米ドルで下げ止まった。
一方、イノラックスは新竹科学工業園区(竹科)T2工場で39.5インチパネル生産を増やした。T2工場は月産能力10万~12万枚で、もともとテレビ用パネル生産が全体の50%だったが、ガラス基板投入枚数で10~20%増える見通しだ。
ウィッ ツビューは、南部地震でイノラックスの39.5インチパネル生産ラインが被害を受けたことで、顧客が40~43インチパネルを発注したため、 39.5~43インチの中型テレビパネル価格は大部分が下げ止まったと指摘した。南部地震の影響がなかった32、49、55、65インチパネル価格は続落 した。
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