韓国LG Display社は2016年10月27日、中国・北京市内のホテルで報道機関向けに、同社の有機EL(OLED)に関する説明会を開催した。LG Display社の資料によると、「今後3年以内に全世界のプレミアムテレビ市場の50%は、有機ELが占めるだろう」とする予測を、同社Head of the OLED Business Unit and PresidentのSang-Deog Yeo氏が説明会で示した。
 有機ELパネルの生産について、Yeo氏は「液晶パネルよりもはるかに難しい技術であるにもかかわらず、80%以上の安定した製造歩留まりを達成し、この8月から月産10万台以上の生産能力を確保した」とした。



さらに、「これをベースに、継続的な生産ラインの投資を通じて、2017年度に200万台、2018年度には250万台まで生産能力を拡大する計画」とする方針を示した。
  販売面では、「2016年9月に累積販売100万台を達成し、既に中国、北米、欧州などのハイエンドテレビでは有機ELが市場をリードしている」(Yeo氏)とし、「特に北米の場合、55型の有機ELテレビは2000米ドル以上、65型の有機ELテレビは3000米ドル以上のプレミアム市場でそれぞれ50%以上の市場シェアを獲得した」(同氏)という。