中国企業がスマートフォン(スマホ)などに使う有機ELパネルに集中的に投資し始めた。京東方科技集団(BOE)など主要6社が新工場を相次ぎ建設し、2020年ごろまでの投資総額は2兆円を超える。
地方政府などからの巨額資金援助を受ける大型投資で韓国メーカーに対抗する。中国企業の攻勢でスマホ向け有機ELは液晶と並ぶ市場に成長する見通し。製造装置や素材で日本企業の商機が広がる。
中国パネル最大手のBOEは四川省成都市でスマホに換算して月産1000万枚規模の供給能力を持つ有機ELパネル工場を建設中。投資額は5000億円を上回る。段階的に稼働して19年にも量産に入る。華星光電(CSOT)も湖北省武漢市でBOEと同規模の工場を建設している。
天馬微電子グループは武漢市で建設していた液晶工場を有機EL専用に転換した。和輝光電(エバーディスプレー)と維信諾顕示技術(ビジョノックス)も新工場を建設する。地元政府の資金支援の活用により柔宇科技(ロヨル)のようなベンチャーも3000億円を超える投資に踏み出す。Move to full article
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日本のプラズマ工場精算のニュース見て被りました。需要予測は大丈夫なんかぁ
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