LGディスプレイが台湾企業に大型LCDパネル市場シェア1位を奪われる可能性があるという予想が出てきた。 LGディスプレイは2009年10-12月期から28期連続でシェア1位を維持している。
しかし日本のシャープを買収した台湾フォックスコン(鴻海精密)傘下のINNOLUX(群創)が大型LCDパネル市場シェア1位を狙える位置にいるという分析だ。
市場調査機関IHSとディスプレー業界によると、LGディスプレイは2015年に5500万枚以上の大画面LCDパネルを供給したが、最近はやや減少している。



しかしIHSはLGディスプレイが来年5100万枚の大画面LCDパネルを出荷し、業界1位を維持すると予想した。ただ、IHSは業界2位のINNOLUXが日本シャープ工場で生産するパネル出荷量を合わせる場合、LGディスプレイを上回る可能性があるという。
INNOLUXはアップルiPhone組立企業として広く知られるフォックスコンの子会社。鴻海精密は今年シャープを買収した。会社の政策によりINNOLUXブランドのパネルとシャープブランドのパネルの出荷量を合わせることも考えられる状況だ。IHSはINNOLUXとシャープのパネルを合わせて来年5300万枚になると予測した。これはLGディスプレイより200万枚多い。