LG SDI 2017
「テレビ用液晶パネルの平均サイズがこの10年で10インチ大きくなり、2016年には42インチに達した。2023年には45インチに達することが予測されるほか、大型では現在55インチも伸びている」と指摘したほか、「このようなサイズ拡大や古いパネル製造工場の閉鎖が重なり、2016年後半から2017年第1四半期にかけて大型パネルの供給不足が生じ、結果として価格が高騰し、パネルメーカーは2016年第3四半期に黒字に転換した。


有機ELパネルの出荷は、数量ベースで2016年は46%増加し、年間生産も4億枚を超え、その勢いは留まらず2020年には8億枚を超える見通しだという。中でもスマートフォン(スマホ)への搭載率は2017年で27%となり、スマホ用ディスプレイパネルとしていよいよ主流になろうとしている。特に注目されるのが、Appleが2017年中に販売するであろうiPhoneの次世代機にSamsung Displayの有機ELパネルを搭載するとの予測がなされている点だ。
韓国LG Displayが計画していた第10.5世代有機ELパネル製造ファブの建設は凍結され、代わりに液晶パネルを製造することになったと同氏は語っており、その背景には今のままでは、高価な有機ELテレビが液晶テレビに置き換わることはないとの見通しがあるようだ。
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