Samsung art_1490697324「私たちは前進を追求する「私たちを妨げる障害物が私たちの敵」イ・ヨンヒ サムスン電子無線事業部マーケティングチーム長(副社長)は27日(現地時間)、米ニューヨークサムスン電子のマーケティングセンター「サムスン837」でギャラクシーS8の公開を2日後に控え、サムスンのブランド哲学を初めて披露した。

同副社長は、「競合のアップルは創業者である故・スティーブ・ジョブズの製品哲学が広く知られているが、サムスン電子の場合は、技術と品質の会社でありながらパーソナリティは弱いという指摘が多かった」と付け加えた。
そして「新しいブランド戦略を準備しはじめてから3〜4年ほどになる」とし「内部で「私たちは誰なのか」という省察を開始し、ピオシュンコ専務の加入をきっかけにブランド体系化作業に入った」と述べた。
ピオシュンコ専務は「サムスンは、トレンドに沿って進むよりも、他に先駆けてトレンドを作る自負を持つべきだ」とし「他の多くが推し進めていることに従っていてはグローバルな技術リーダーの面目を示すことができない」と説明した。

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2015年にサムスン電子無線事業部マーケティング担当専務として迎え入れられたシュンコ専務は、コカ・コーラで、2003年から10年まで中北米マーケティングを統括し、コカ・コーラのブランドパワーを引き上げた専門家として評価されている。
シュンコ専務はこの席で「技術革新だけの話をすることは、今消費者には大きな印象を与えない」とし「今は会社の製品自体ではなく、会社が目指す信頼がより重要だ」と強調した。
彼は「サムスンがグローバルブランドに成長するには、技術中心の「電子会社」ではなく「ライフスタイル」ブランドでなければならない」とし「今は製品ではなく、文化や感情を売る時代になった」と話した。

続いて「世界的なブランドになる製品自体よりも、会社が追求する哲学を消費者と共有する必要はないというマーケティング戦略を立てることになった」と説明した。シュンコ専務は「サムスンは世界的で、多様な文化が共存して、すべての年齢層をカバーし、民主的な企業である」とし「このすべてのカテゴリーを満足する会社は、サムスンしかない」と表明した。

 また「人間のために働く私たちの信仰を反映することが究極のマーケティング戦略の方向」とし「消費者が何をしたいのか理解し、それを伝達する「ヒューマングローバルブランド:サムスン」を作ろうとしている」と付け加えた。

一方、サムスン電子は29日(現地時間)、ニューヨークとロンドンでギャラクシーS8を同時公開する。