経営再建中の東芝はテレビ事業の売却に向けて動き始めた。トルコ家電大手ベステルや数社の中国企業が買収に名乗りを上げる見通し。中国系に売却した白物家電に続き赤字が続くテレビ事業も事業再編を模索していた。米原子力事業会社ウエスチングハウスの法的整理により拡大する損失を少しでも補うため、非中核事業の売却を急ぐ。
近く買収候補者による資産査定を始める。売却額は最大で数百億円となる可能性があり、早ければ今年度内にも手続きを完了したい考え。東芝は2015年の会計不祥事発覚後のリストラで、海外のテレビ事業をブランド供与ビジネスに切り替え、日本国内での開発・販売に絞り込んでいた。
近く買収候補者による資産査定を始める。売却額は最大で数百億円となる可能性があり、早ければ今年度内にも手続きを完了したい考え。東芝は2015年の会計不祥事発覚後のリストラで、海外のテレビ事業をブランド供与ビジネスに切り替え、日本国内での開発・販売に絞り込んでいた。
テレビ事業子会社、東芝映像ソリューション(青森県三沢市)の大半の株式の売却を視野に入れる。雇用や拠点、東芝ブランドの維持を求めるもよう。候補となるベステルには欧州でテレビブランドを供与済み。中国勢では海信集団(ハイセンス)なども関心を示す。
東芝は1960年に日本初のカラーテレビを発売した。現在は「レグザ」ブランドで展開し、16年度の国内販売は60万台の見込み。近年は縮小し続けている。
16年4~9月期の事業売上高は前年同期比42%減の279億円、営業損益は105億円の赤字だった。東芝は16年6月に白物家電事業を中国・美的集団に売却している。
東芝は1960年に日本初のカラーテレビを発売した。現在は「レグザ」ブランドで展開し、16年度の国内販売は60万台の見込み。近年は縮小し続けている。
16年4~9月期の事業売上高は前年同期比42%減の279億円、営業損益は105億円の赤字だった。東芝は16年6月に白物家電事業を中国・美的集団に売却している。
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