J.P. Morganのアナリスト、ロッド・ホール氏は現地時間7月19日、iPhone Pro(同氏はこの名称を使用)の発売は例年通り9月となるものの、初期の発売台数は限定されるとの見通しを明らかにしました。
ホール氏は、昨今浮上している発売が遅れるという予測は、Appleが春先に下した決定、つまり古い情報を受けたものであり、9月発売というスケジュールに変更はないとしています。
ただし初期のiPhone Proの生産速度が緩やかなため、最初の販売数量は限定され、量産に加速がつくのは10月後半〜11月初旬になる、と述べています。
となると気になるのは、「限定される」という最初の販売台数です。初期の生産数が少ないことを受け、J.P. Morganは2017年9月のiPhone Pro出荷台数を、当初の900万台という予測から、200万台へと引き下げました。
これに合わせて2017年第4四半期(10月〜12月)のiPhone総出荷台数予測を4,950万台から4,220万台へと引き下げる一方、2018年度の出荷台数予測を2億6,290万台から2億7,020万台へと上方修正しています。これは単純に、2017年内にiPhone Proを購入できなかった消費者が翌年に購入する、と推測できるためです。
なおiPhone Proの平均販売価格については、「製造コストが当初の予想よりも高いと思われる」ことから、以前の予測を100ドル上回る1,100ドル(約12万3,000円)としています。
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