シャープ 取締役兼執行役員 8Kエコシステム戦略推進室長の西山 博一氏は「シャープは、業界に先駆けて、8Kのディスプレイと受信機を開発してきた。これからも8K分野でのリーディングカンパニーであることは変わらない」と語る。
西山氏はNHK出身であり、放送技術の専門家。これまでNHKの立場で8Kを推進してきた人物を、シャープの8K戦略に中心人物に据えたというわけだ。7月7日には「8K戦略ステアリング委員会」を発足し、「8Kエコシステム戦略推進室とシャープの各部署を横串でつなげる組織であり、8Kに関する知恵とアイデアを出してもらい、新たな価値を生み出し続けたい」(西山氏)とする。


まだまだ民生用にするには価格の乖離があるが、今回の説明会では、2018年12月1日から8K実用放送が開始されることにあわせて、2018年度から家庭用途へと展開することを強調。2019年度以降は、8K/4Kチューナー内蔵商品のラインアップをさらに拡充する考えを改めて示した。「
シャープの8Kは、液晶パネルの開発だけでなく、高画質LSIの開発、製品設計、テレビの製造、サービスまで、すべて自社で対応する。これによって、高性能と高品質を実現することになる」(喜多村氏)
Move to full article シャープが出した「有機ELではなく液晶」の答え、8Kで描く成長戦略