
一方、成長投資のための資金繰りは不透明だ。8月9日には新中期経営計画が発表される見通し。経営再建に向けた具体的な施策が示されるか注目される。
みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行の3行が金融支援に向け調整に入った。スマートフォン用液晶パネルを手がける能美工場(石川県川北町)などの閉鎖を検討している。従業員は主に米アップル向けの液晶パネルを手がける白山工場(同白山市)に集約するとみられる。
工場集約に踏み込む直接の理由は、主力顧客であるアップルの有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)シフトによる、受注の急減だ。能美工場は主に同社向けの液晶パネルを手がける。
年内の稼働率は高水準を維持するが、2016年末に白山工場が稼働を始めたこともあり「アップルが有機EL採用スマホを拡充する18年以降は作る製品がなくなる」(業界関係者)。
その前に固定費削減に手を打つ。 新中計は有機ELへの路線変更が軸になるとみられる。
ただし量産化に必要な1000億円規模の資金を、どう調達するかは不透明だ。 その一翼が外部資本の導入だが、相手によっては今後のビジネスモデルにも影響が出るだろう。すでに中国パネルメーカーを中心に複数の企業と交渉を始めているが、さらなる経営スピードの向上が必要になりそうだ。
年内の稼働率は高水準を維持するが、2016年末に白山工場が稼働を始めたこともあり「アップルが有機EL採用スマホを拡充する18年以降は作る製品がなくなる」(業界関係者)。
その前に固定費削減に手を打つ。 新中計は有機ELへの路線変更が軸になるとみられる。
ただし量産化に必要な1000億円規模の資金を、どう調達するかは不透明だ。 その一翼が外部資本の導入だが、相手によっては今後のビジネスモデルにも影響が出るだろう。すでに中国パネルメーカーを中心に複数の企業と交渉を始めているが、さらなる経営スピードの向上が必要になりそうだ。
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