液晶マイクロレンズを薄型画面表示装置に組み合わせ、新聞や本などの文字を拡大して高精度で表示できる技術を龍谷大理工学部(大津市)の木村睦教授らが英ケンブリッジ大と共同開発した。
既存の拡大読書器は大きくて持ち運びが難しかったり、コンパクトな場合でも表示できる範囲が狭くて扱いにくかったりする難点があるが、それを克服する技術という。
既存の拡大読書器は大きくて持ち運びが難しかったり、コンパクトな場合でも表示できる範囲が狭くて扱いにくかったりする難点があるが、それを克服する技術という。
これまで木村教授らは、照度に応じた電流の変化を利用した薄型画面表示装置を開発してきたが、紙面の光の乱反射により、文字などを読み取る際ににじみが生じていた。そこで、ケンブリッジ大が持っている液晶マイクロレンズの技術と組み合わせ、画像の表示テストで高精度で読み取ることができることを確認した。液晶が光を集めるため、乱反射が抑えられたという。
7月に発表した木村教授は「実用化されれば、弱視者や高齢者の生活の質を大幅に改善できると思う」と話している。
7月に発表した木村教授は「実用化されれば、弱視者や高齢者の生活の質を大幅に改善できると思う」と話している。
Comment
コメントする