23日、中国の化学メーカー寧波長陽科技社を相手取り、パソコン用液晶モニターなどの反射板に使うフィルムの関連技術が侵害されているとして、フィルムの製造販売の差し止めと損害賠償を求めて中国の裁判所に提訴したと発表した。
東レは5月にも液晶テレビ用フィルムで寧波を提訴していたが、今回5品目を追加。賠償額をこれまでの1億円から4.5億円に引き上げた。
東レが特許の侵害を主張しているのは、液晶モニターの画面を見えやすくするために使うバックライト用のポリエステルフィルムの技術。剛性や表面の形状など東レは特許を保有しており、寧波はこの技術を使いフィルムを製造しているという。
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