株式会社ジャパンディスプレイ(以下JDI)は、VRヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)専用の3.6型低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ(LTPS TFT-LCD)を開発したと発表した。
現在JDIが量産化しているHMD向けLTPS TFT-LCDは、600ppi(1インチあたりのピクセル数)程度の画素を実現しているが、レンズ越しに見たとき、画素の固定パターンが見える場合があり、800ppi以上のさらなる高精細ディスプレイの需要があったという。さらに、HMDの小型軽量化のためにはディスプレイを小さく、レンズ倍率を大きくする必要があり、1,000ppi以上の高精細への要求が高まっているという。
現在JDIが量産化しているHMD向けLTPS TFT-LCDは、600ppi(1インチあたりのピクセル数)程度の画素を実現しているが、レンズ越しに見たとき、画素の固定パターンが見える場合があり、800ppi以上のさらなる高精細ディスプレイの需要があったという。さらに、HMDの小型軽量化のためにはディスプレイを小さく、レンズ倍率を大きくする必要があり、1,000ppi以上の高精細への要求が高まっているという。
今回開発されたのは。3.6型で1,920×2,160ドットを実現したLTPS TFT-LCDで、精細度は803ppiを達成。現在の5~6型スマートフォンでは400~500ppi程度のディスプレイが使われているため、およそ2倍程度の画素密度を達成している。
リフレッシュレートは90Hzで、輝度は150cd/平方m。中間色応答速度は4.5ms(最低)、コントラスト比700:1。バックライト方式はグローバルブリンキングとなっている。
JDIでは、今後さらにHMD向け高精細ディスプレイの開発を加速し、2018年上期に1,000ppi超のディスプレイの開発を完了する予定で、LTPS TFT-LCDの長期開発経験を活かし、超高精細VR専用ディスプレイの分野でリーディングポジションを維持していくとしている。
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