有機ELは現在、蒸着プロセスで製造されているが、生産性を上げる鍵といわれる、印刷方式の有機ELパネルが、昨年末に開発会社JOLED(ジェイオーレッド)にて量産が開始された。その21.6型の4K中型有機ELの最初の納入先はソニーの医療用モニターだった。
第2弾が注目されていたが、それは台湾の大手パソコンメーカー、ASUS。製品はプロフェッショナルモニター「ASUS ProArt PQ22UC」だ。



 DCI-P3カバー率99%、10ビット、コントラスト比は1,000,000:1。最速0.1msの高速応答性なとが特徴とする。現在、ASUSで現在、パネルの最終製品評価中で、問題なければ製品としてパネル出荷に進む。

 筆者はウィン・ラスベガス(Wynn Las vegas)ホテルのASUSスウィートで、実際に試作機を見た。マットな表面処理なので、普通のテレビの様な輝き感は少ないが、しっかりとしたコントラストと、安定感の高い、落ち着いた色再現を得ていた。

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