シャープの戴正呉社長が6月20日開催の株主総会後の取締役会で会長兼社長に就く。同時に3カ年中期経営計画で最終年度に当たる2020年3月期まで社長を続投する方針を固めた。
戴社長は17年に3人の後継者候補を共同最高経営責任者(CEO)に選任し、18年中にも社長を譲る考えを示していた。ただ、業績回復のけん引役である中国や日本向けの液晶テレビ事業が価格下落などで今後は苦戦することも予想されるため、戴社長自身が東南アジア市場の開拓や新規事業の育成を引っ張ることを決めた。
共同CEOの3人は事業別・地域別で役割を担当している。
担当分野で戴社長のようなリーダーシップを発揮できるかが、次期社長の条件となりそうだ。
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