
本業のもうけを示す営業利益は617億円の赤字(前期は185億円の黒字)に転落。売上高は前期比18.9%減の7175億円だった。一方、車載向け液晶パネルは順調に販売を拡大。構造改革費用も当初計画していた1700億円を200億円以上、下回った。
19年3月期は第1四半期(4~6月期)を底に販売が回復、売上高は前期比10~20%の増加を見込む。同社はアップルの最新モデル向けに、液晶パネルの新規受注を獲得したもよう。営業利益は構造改革の効果もあって黒字に転換、利益率は2~3%を確保したい考えだ。
東京都内で記者会見した東入来信博会長は「手を緩めず、改革を進める」と述べた。
一方、同社は月崎義幸副社長が6月19日開催予定の株主総会後に社長となる人事も発表した。有賀修二社長は取締役を退任し、技術顧問に就任する予定。
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【プロフィル】月崎義幸氏
つきざき・よしゆき 日大院修了。1984年日立製作所。2018年4月からジャパンディスプレイ副社長。58歳。千葉県出身。
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