ソニー・東芝・日立の中小型液晶パネル事業を統合し、2012年に設立したJDI(ジャパンディスプレイ)。部品メーカーとしてお堅い印象のある同社が、定期課金ビジネスに参入します。第一弾の「LF-MIC」は、いわばアイドルを飼える箱型ディスプレイです。
業績不振にあえぐJDIは、経営改革の一環としてB2Cへの参入を発表。自社のディスプレイ技術を活かし「最終製品ビジネス」と「継続課金ビジネス」に参入するとしています。
「LF-MIC」は、その一環となるデバイスです。
裸眼3Dディスプレイを搭載し、アイドルやバーチャルキャラクターを画面内に表示可能。また、課金でアイドルやキャラクターをダウンロードする仕組みを取り入れ、定期課金ビジネスにも繋げることも視野にいれます。
なお、裸眼3D表示には独自技術の「ライトフィールドディスプレイ」を採用。見ている物体の表面で反射するさまざまな方向に向かう光を、ディスプレイで擬似的に再現することで、立体視を可能にしているといいます。
なお「LF-MIC」はコンセプト製品。外観などをブラッシュアップした最終製品版は2019年ごろの発売を予定します。また将来的にはスマートスピーカー機能の搭載も想定するとしています。
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