東洋エンジニアリングは21日、兵庫県姫路市で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設計画を受注したと発表した。受注額は100億円超とみられる。東洋エンジが設計から資材調達、試運転まで一括で請け負う。

同社はこれまで国内で計9件のメガソーラーを受注している。バイオマス発電などを含めた再生可能エネルギー分野でさらなる受注拡大を狙う。



 太陽光発電事業者のパシフィコ・エナジー(東京・港)が出資する事業会社から受注した。兵庫県姫路市内のゴルフ場跡地に建設する。発電出力は7万2000キロワットで、2020年夏の稼働開始を目指す。発電した電力は全量を関西電力に売電する。

 東洋エンジは主力の石油・化学プラント建設以外の事業拡大に向け、発電や交通といった社会インフラ分野を強化している。なかでも再エネ関連に重点を置いており、岡山県や宮崎県などでメガソーラーの受注実績がある。6月には茨城県でバイオマス発電所の建設計画を受注した。