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 世の中には空気みたいな存在が多々ある。家族や恋人、スマホにインターネット、動いてて当然の交通機関やWi-Fiなどなど。水道、ガス、電気もライフラインと呼ばれるほど、空気みたいな存在だ。
 実は家電(?)の中にも空気みたいなヤツがいる。いつも使っているのに、何も気にならないもの。それは壁のスイッチとコンセントだ。「いつも気にして使ってるから」と反論する方には、ボクから質問! アナタの壁コンセントやスイッチのメーカーは?  この質問に答えられる方は、ほとんどいないだろう。


でも、お宅の壁コンセントはきっとパナソニック製。  なぜならパナソニック製の壁コンセントは、デザイン豊富で施工も簡単、めったに壊れず使いやすくて、価格も安い。つまり、ほかに選択肢がないほどパナソニックの独擅場となっているからだ。  今回は、毎日屋内配線をしている電気工事士でも「マジかよ!」的な、スイッチとコンセントの生産ラインとその歴史をご紹介しよう!
パナソニックは創設100年になる。驚くのは100年前に開発した製品を今でも売っているということだ。しかも当時とほとんど同じものをだ。それが数種類あるってのが驚き、いや脅威すら感じる。  その製品は「セパラボディ」……正式名称は「セパラブル・プラグボディ」という。


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