4日午後1時55分ごろ、京畿道竜仁市にあるサムスン電子の半導体工場(器興事業場)で二酸化炭素(炭酸ガス)が漏出し、協力会社の社員1人が死亡、2人が意識不明となっている。
 事故があったのは器興事業場地下1階にある火災鎮火設備の炭酸ガス密集エリアで、協力会社の社員3人が倒れた。サムスン電子の自社消防隊が出動し、3人を病院に搬送したが、1人が死亡、2人は意識が戻っていない。



 3人は事故当時、設備の移動作業に当たっていたという。サムスン電子は「炭酸ガスの漏出による窒息事故とみられるが、詳細は調査中」としている。
 サムスン電子は2014年3月にも、水原のサムスン電子生産技術研究所で消防設備の誤作動によって炭酸ガスが噴出し、協力会社の社員1人が死亡した。13年1月には華城事業場で有害化学物質のフッ化水素酸(フッ酸)ガスが漏出し、協力会社の社員1人が死亡する事故が発生した。