去る8月1日に、現在、私が経営再建に参画中のジャパンディスプレイで戦略発表会「JDI Future Trip 〜First 100 Days〜」を開催した。ここでは私がジャパンディスプレイにおいてマーケティング・イノベーションを推進する組織体を立ち上げ、新たに設定した企業理念とビジョンのもと、最初の100日で行ったことを、メディアの皆さんを通じて世の中に共有させていただいた。
その発表した製品群の中に、HUD(ヘッドアップディスプレイ)機能を搭載したヘルメットがある。私の肝いりのプロジェクトだ。そのコードネームは“スパルタ”。そう、あのギリシャ帝国の都市国家であるスパルタ、スパルタ教育の語源にもなっている最強の戦士を有したと言われているスパルタから名付けた。
私自身、自分のキャリアでは新しい取り組みやアプローチで事業成長・事業再建をしてきた。今までのビジネス人生を通じて出来上がった自分の価値観としてあるのが、批評家・評論家になるくらいならば、たとえ火中の栗を拾うと言われようが自分ができることを全力でやる、というものだ。
決して楽ではないし、むしろ大変なことの方が圧倒的に多い。よく聞く話でもあるが、人生、やらない後悔とやった後悔を比較すると、やらなかった後悔は死ぬまで引きずる、という。これは人生を生きる上での哲学とも言えるだろう。
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